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2011/09/12 (Mon) ライブとライブ

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先週末、ボランティアで被災地宮城県に行ってきました。



場所は被災地の中でも特に被害が大きかった石巻市の鮎川浜というところです。



クジラや、金華サバなんかが有名なところです。被害の映像がよくテレビにも映っていた地域です。



巨大な赤いタンクが倒れている映像は見たことがある人も多いのではないでしょうか。



泥まみれの金華サバの缶詰をキレイにして全国に売っているって話もニュースで見たり聞いたことないですか?あそこらへんの町です。



朝方3時に栃木を出て、夜9時過ぎに帰ってくるとゆー日帰りの強行スケジュール。



実際被災地に行くと、テレビで見るより酷くて、衝撃的だとよく聞きますけど、ちょっと違う感覚でした。



逆にテレビで見すぎていてその光景になれてしまっていたのか、行った人の話がすごくて、もっととてつもないすごい光景を覚悟していたせいかわかりませんが、想像に近い感じでした。とゆーか、これ以上ってあるのか?って感覚だったのかもしれません。



被災したばかりの時はテレビでは映せない所もあったから、テレビで見るより酷かったと思います。



でも、ふとここに3月11日の津波が襲った映像を重ね合わせてみると、ゾッとしました。



もちろん想像を絶するほどではないってだけで大変悲惨な光景でしたし、実際に目の前にすると言葉が出ないという感じでした。



瓦礫や車が至るところにものすごい高さと量でつみあがっている光景はショッキングでした。そしてその瓦礫の山はほんの一部です。



それでも今のこの状況は震災当初と比べると多少は落ち着いた状態。



震災当初の地獄絵図はもちろんのこと、この地域は思うように遺体の捜索などが進められず、なかなかボランティアの手も入れられない状態だったそうです。



少し前まで遺体があった、いやもしかしたらまだあるかもしれない。そう考えるとゾッとしましたが、実際に物凄い数の遺体を捜索し、運ぶ作業をしている人がいると考えると、もちろん一番辛いのは死んでしまった人だろうけど、死んだ人を捜して運ぶ人も相当過酷だなと思いました。



これだけの時間がたってしまった遺体…相当酷い悲惨な状態だと思います。それを何体も何体も1日中見ていたら、気が狂っちゃいますよね。でも実際にそれをやっている人がいるんですよね。



しかし現状のこんな凄まじい光景を見て、想像してた通り・とかテレビで見てたまんまだ・とか普通に思えてしまう自分が怖かったです。人間はどんなことにも慣れてしまうんだなと。



今回は茨城の旅行会社が走らせている“ボランティアバス”でうちの会社の東京・茨城・栃木の希望者が集まって行きました。



このボランティアバスは、震災後に一番早くボランティアバスで被災地に行ったため、テレビ局の取材もたくさん受けたんだそうです。



今回も日経新聞の人が取材にきてました。被害が大きくて、ようやくボランティアが入れるようになった地域だったからみたいです。



ガイドさんには、色んな所がありますけど特に過酷な現場ですから覚悟してください!とカツを入れられ、ビビりながら現地に着くと、それも頷けました。なにしろ海が目の前に…



お店はどこもやっていない(とゆーか流されて無い)し、トイレは唯一助かった一番高い場所にある役場のトイレのみ。自販機も役場にある自販機が唯一使える自販機でした。(もちろん他から来たボランティアで使う人なんていませんでした)



なのでガイドさんはしきりに高速の最後のSAで『しばらくトイレないので出なくてもいいからトイレに行って絞り出してください!』みたいに言っていたのが印象的でした。そのせいかトイレには行列が(笑)ここはトイレを諦め一服を選択。



鮎川浜に着くとまずはボランティアセンターで色々な説明を受けます。



震災時の壮絶な映像を見せられ、ここが今みなさんが立っている場所です・とか…一同周りを見渡し思わず息を飲むのです。



天井の高いホールの上の方の壁に浸かった時の水の跡が残っていました。よく建物が残っていたな…ってゆー地獄の光景。まぁ残ったといっても、今にも崩れそうなぐらいボロボロでしたけど。



次に資料を配られ、町の説明や被害状況を聞きます。なかなか細かく説明します。ぶっちゃけ、説明が始まった時は『いやいや、早く作業させてくれよ、、作業時間が短くなる、、』って思ってモヤモヤしていたのですが、説明の途中でようやく自分がしていた勘違いに気付きました。



“ボランティアの仕事は単に被災地の作業を手伝うだけではなく、自分が見たその町の状況や、まだまだボランティアの手を必要としているところがたくさんあるんだってことをみんなに伝える”こともボランティアの仕事に含まれているんだなと。



被災地の人たちの声をたくさん聞いている現地の滞在ボランティアの人達や、毎週被災地にバスガイドとして行って手伝いもしているバスガイドさんとかが、やたら町の話や現状の説明が多くて、とにかく早く作業させてくれ!って思ってたんだけど、そーゆーことなんでしょう。



はじめは、職場でも上司はもちろん課の人間誰にもバレずに行きたいから、内緒にしてくださいって担当者にもお願いしました。周りにも行くことほとんど話してなかったし、日記にももちろん書くつもりありませんでした。



ボランティアは自発的に行くもので、打算があっちゃボランティアじゃないし、ほめられたりするのも嫌だってゆーか違うと思うから。単純になんか恥ずかしいってのもあったけど。



でも行ったことを言わないってのはちょっと違うんだなと気づかされました。



説明が終わるとバスで今回作業にあたる旅館まで連れていかれました。今にも崩れ落ちそうな3階建ての旅館です。目の前には海が広がっています。



作業内容は中にある物を全部分別して外に出して、家をすぐに取り壊せる状態にすること。



なんとも複雑な気分。壊すための手伝い。



金銭類はもちろん、写真や賞状など持ち主が必要としそうな物はまとめて役場に届けます。



しかし出すものといっても壊れた家の瓦礫(コンクリやら木材やら瓦)が多かったのと、家電製品とかよりも意外と厄介だったのが水を含んだ畳や布団です。しかも旅館だったのですごい数でした。。



最後の頃には握力10くらいしかなくなってたと思います(笑)



ガラスの破片がそこら中に散らばり、クイも出ている中を安物の長靴で入っていくのは抵抗がありましたが、そんなこといってられませんでした。



粉塵も目に入って目があけられなくなったりもしました。1人クイが足に刺さってしまった人もいました。



このように現場によっては過酷な現場もあるので、次からは鉄板入りの長靴もしくは安全靴、粉塵用マスク、ゴーグル(曇らないやつ)は必須だと思いました。現場によって必要なものは変わってくるので、色々もっていっておいて損はありません。



現地のボランティアの人達も大変だし、対応が万全に行き届くわけではないので、自分の身は自分でどうにかする気で行かないとケガをすると思いました。



日帰りの予定だったので、はじめはたった1日でなにができるのかと少し不安に思っていたのですが、みるみるうちに中のものが外に積み上げられ、最終的には旅館一軒と向かいの家も途中まで搬出ができました。



人が30~40人集まって一気にやると、1日でもここまでできるんだと、感心しました。



ただ、同時に心にポッカリ穴があいたような感覚にもなりました。まだ一軒と半分の瓦礫を出しただけなんだな…と。



でも無駄ではないし、この積み重ねしかないんだと思いました。



みんながひたむきに、知らない人同士声をかけ合って作業にあたる姿は本当に素晴らしかったし、未来への希望すら感じることができました。



被災地の現状を目の当たりにし、あらためて、かなり長いスパンで被災地のことを考えていく必要があるなと実感しました。



自分が今置かれている状況がどれだけ恵まれた楽な環境なのか。そして逆に被災地の人達は想像を絶する絶望感と戦いながら、不便な生活を長期に渡り強いられるという現実。それを被災地以外の人達も忘れずにこの先も考えていくことが大事だと思います。



ボランティアするのも募金するのも被災地のことを思う気持ちでは同じことです。



どっちが偉いとかないし、心にゆとりがある時に1円でも募金するだけでも素晴らしいことだと思います。



ただ、一時的にではなく、長くその気持ちを持ち続けていくことが大事だと思います。



ボランティアも、体力に自信がない人や女性でも、作業できる現場はあると思うので、興味がある人は調べて問い合わせてみるといいと思います。



今回俺が行ったようなショートステイや日帰りなら、うまく休みを調整できれば行けなくはないと思います。



しかし今回女性のボランティアの人が思ったよりいたことには驚きました。もちろん力仕事ではなく細かい作業をしていました。



今回は少しでも被災地の手助けになればなんて思って行ったけど、逆に色々学ばせてもらっちゃいました。



こんな俺みたいなクズでも少しでも役にたてるなら、また行きたいと思いました。



復興まで長い期間を要するでしょうけど、これから先、一人一人がそれぞれの想いを持ち続け、被災地に対する想いを少しづつでもカタチにしていけたら素晴らしいと思います。
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